原発比率2割維持 30年度電源構成

Sankei Newspaper

発行済 2021年05月17日 01:54

原発比率2割維持 30年度電源構成

 2030年度の実現を目指す新たな電源構成の比率について、経済産業省が原子力や太陽光など再生可能エネルギーなどを合わせた脱炭素電源を6割程度に引き上げる方向で調整していることが16日、分かった。技術の蓄積がありコスト面でも利点がある原子力発電の比率は、現行目標の20~22%を維持する。一方、30年度の温室効果ガス排出量を13年度比で46%削減する政府目標の実現へ、再生可能エネルギーは現行目標の22~24%から36~38%に引き上げることを検討する。世界でも廃止の動きが加速している火力発電に関しては縮小させる見通しだ。

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