中銀の政策課題、今後は企業の存続可能性や資源再分配に移行=日銀総裁

Reuters

発行済 2021年05月24日 20:28

更新済 2021年05月24日 21:00

[東京 24日 ロイター] - 黒田東彦日銀総裁は24日、日銀金融研究所主催の国際コンファランス(オンライン形式)で開会のあいさつを行い、今回の感染症危機下では中銀の政策対応が速く、財政政策との連携がとれていたことなどが経済急降下の回避に貢献したと評価した。今後の金融当局の課題については「流動性支援から、債務返済能力や企業の存続可能性、経済構造の変化に対応した資源の再分配へ移行していく」と述べた。