中銀の気候変動対応、汎用的政策は避けるべき=黒田日銀総裁

Reuters

発行済 2021年06月04日 18:57

更新済 2021年06月04日 21:18

[東京 4日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は4日、気候変動問題で必要な対応は地域によって異なる可能性があるとして、各国中銀は気候リスクの基準設定における違いを容認しなければならないと指摘した。国際決済銀行(BIS)などが主催する会合「Green Swan Conference」で述べた。

黒田総裁は、気候変動への中銀の政策対応は汎用的なものは避けるべきと指摘。また中銀は気候変動に関する政策対応について、物価安定の達成といった金融政策上の責務に照らして「慎重に評価」する必要があると指摘した。