ペルー大統領選 深刻な分断で大接戦、混乱懸念も

Sankei Newspaper

発行済 2021年06月08日 06:41

ペルー大統領選 深刻な分断で大接戦、混乱懸念も

 【ニューヨーク=平田雄介】6日に決選投票が行われた南米ペルーの大統領選は、所得水準や地域によって二極分化したペルー社会の実情を反映して大接戦となった。マルクス主義を信奉する左派のペドロ・カスティジョ氏(51)は福祉や教育の拡充を訴え、地方の貧困層にアピール。市場経済重視のケイコ・フジモリ氏(46)は政財界や都市部の中間層以上から支持を集めた。選挙結果が順調に確定せず、政情が混乱する展開も懸念されている。

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