ユーロ圏経済は転換点、PEPP終了議論は尚早=ECB総裁

Reuters

発行済 2021年06月14日 15:00

更新済 2021年06月14日 16:09

[フランクフルト 14日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、ユーロ圏経済は転換点にあるが、新型コロナウイルス危機を受けて導入した緊急支援措置の縮小を議論するには、回復が強固で持続可能なものになる必要があると指摘した。14日公表されたポリティコとのインタビューで述べた。

ラガルド総裁は「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)が3月31日に停止すると示唆してはいない」とし、「われわれには十分な柔軟性があるが、経済見通しの点では正しい方向に進んでいる」と述べた。

新型コロナのパンデミック(世界的流行)の危機局面が終了するまで、あるいは少なくとも来年3月31日まで継続する予定の1兆8500億ユーロ規模のPEPPについて「この問題を議論するのはかなり時期尚早だ」と述べた。