東芝への対応は経産省として「当然のこと」、独自調査は行わず=経産相

Reuters

発行済 2021年06月15日 11:55

更新済 2021年06月15日 12:36

[東京 15日 ロイター] - 梶山弘志経済産業相は15日の閣議後会見で、東芝は安全保障の観点から国の重要な企業と位置付け、外部弁護士による調査報告書で指摘された経産省の東芝への対応は「経産省の政策として当然のことを行っているまで」とした。また、報告書にある事実関係には疑問を持たざるを得ない部分もあるとし、経産省として独自調査を行わない考えも明らかにした。

梶山経産相は、今回の報告書は「社内の調査の報告書という位置付けでみている。全て事実だとは思っていない」との受け止めを示した。その上で「推論で断定されたものについては(根拠が)明確ではないため、ひとつひとつコメントする予定はなく、(独自)調査をする予定もない」と述べた。