米失業保険申請41.2万件、4月下旬以来の悪化 雇用情勢は流動的

Reuters

発行済 2021年06月17日 22:30

更新済 2021年06月18日 00:18

[ワシントン 17日 ロイター] - 米労働省が17日に発表した6月12日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は41万2000件と、前週の37万5000件から悪化した。悪化は4月下旬以来。ただ、働く意欲のある人が不足する中で、企業による一時解雇の動きは緩和している。

エコノミスト予想は35万9000件だった。

当該週はカリフォルニア州、ケンタッキー州、ペンシルベニア州で顕著に増加。初回給付以降も継続して失業保険を受け取った人は、6月5日までの1週間で1000人増の351万8000人。何らかの失業給付を受けていた人は5月末時点で約1480万人だった。