FRBのタカ派シフト「自然な対応」、物価予想外に上昇=セントルイス連銀総裁

Reuters

発行済 2021年06月18日 23:53

更新済 2021年06月19日 02:00

[ワシントン 18日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は18日、連邦準備理事会(FRB)が今週、金融政策の引き締めを早める方向にシフトしたことについて、新型コロナウイルス禍からの回復に伴い、経済成長、特にインフレ率が予想よりも伸びていることに対する「自然な」対応であるという認識を示した。

CNBCのインタビューで、自身が来年の利上げ開始を見込むFRB当局者の一人と明言。コロナ禍が「収束に向かう」中で、非危機的対応へのシフトは正常だとした上で、「われわれは良い年、良い再開を期待していたが、今年はわれわれが予想していたよりも大きな年で、インフレ率はわれわれの予想よりも伸びているため、インフレ圧力を抑制するために多少タカ派に傾いたのは自然なことだと思う」と語った。