FRB、最低23年末までゼロ金利維持を=ミネアポリス連銀総裁

Reuters

発行済 2021年06月19日 05:22

[18日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は18日、労働市場が新型コロナウイルス禍前の力強さを取り戻せるよう、少なくとも2023年末まではゼロ金利を維持することが望ましいという考えを示した。

ロイターのインタビューで「大多数の国民は働きたいと思っている。彼らを見捨てる準備はできておらず、彼らに働くチャンスを与えたい」とした上で、「インフレ期待が固定されている限り、忍耐強く対応し、最大雇用を実現しようではないか」と語った。

最大雇用の達成には時間がかかり、最近のインフレ高進も一過性にすぎないと強調。物価上昇は経済の再開によって引き起こされており、供給制約(ボトルネック)が緩和されれば収束すると予想した。

また、雇用がコロナ前と比較して少なくとも700万人不足する中で「労働市場はなお深い穴の中だ」とし、最低でもコロナ前の水準を回復するまでは完全雇用を達成したことにはならないと主張した。

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