ユーロ圏、消費拡大で回復加速の公算 変異株は重し=ECB総裁

Reuters

発行済 2021年06月22日 01:05

更新済 2021年06月22日 01:45

[フランクフルト 21日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は21日、新型コロナウイルス感染拡大が引き続きユーロ圏経済に対する重しとなっているとしながらも、消費の再活性化が予想される中、成長ペースは現在の予想から加速する可能性があるとの見方を示した。

ラガルド総裁は欧州議会の委員会で「新型コロナ変異株の拡大が引き続きリスクの源となっている一方で、世界的な需要見通しは改善しており、消費支出の予想を上回るペースでの増加を受け、(ユーロ圏経済は)一段と力強く回復する可能性がある」と語った。