GPIF、20年度は25%の収益率 自主運用以降で最高

Reuters

発行済 2021年07月02日 15:55

更新済 2021年07月02日 16:27

[東京 2日 ロイター] - 公的年金の積立金を運用している年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は2日、2020年度の運用収益率がプラス25.15%だったと発表した。自主運用を始めた2001年度以降で最高のプラス運用となった。運用額としては同年度に37兆7986億円増え、21年3月末の積立金残高は186兆1624億円に膨らんだ。

世界的な株価の上昇で保有する内外株式の含み益が増えた。2001年度以降の累積収益額も過去最高の95兆3363億円となった。宮園雅敬理事長は「内外の株式市場の急速な回復で史上最高の利益を上げることができた」と、都内で記者団に述べた。