Reuters
発行済 2021年07月07日 20:06
[ベルリン 7日 ロイター] - ドイツのショルツ財務相は7日、国際課税ルールの改革について、週末の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議でハードルは予想しておらず、「すべてが非常に急ピッチで進むだろう」と述べた。
同相はロイターとのインタビューで「目標は非常に壮大だ。2023年には国際慣行になるように全ての準備を整えたい」と述べた。
最低法人税率を15%とするなど、国際的な法人課税ルールを巡っては先週、130カ国・地域が支持を表明。9、10両日にイタリアのベネチアで開催するG20財務相・中央銀行総裁会議で討議する。
同相は「欧州、ドイツで多くの追加の税収が見込めると話している」と発言。具体的な金額には触れなかった。
「これまで続いてきた課税逃れに終止符を打つことが、大きな柱だ。われわれは終止符を打つ。税率の引き下げ競争は終わる」と述べた。
低税率国のアイルランド、エストニア、ハンガリーなどは国際的な法人課税ルールへの支持を見送ったが、同相は「最終的には欧州諸国が全て、このルールで合意にこぎつけられると確信している」と述べた。
が書いた: Reuters
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