ECB新指針に反対、長期間の確約に違和感=ベルギー中銀総裁

Reuters

発行済 2021年07月24日 01:15

[フランクフルト 23日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのウンシュ・ベルギー中銀総裁は23日、ECBの新たな「フォワードガイダンス」に反対する姿勢を改めて表明したほか、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)も、予見不能な事態が発生しない限り、来年3月に終了させるべきとの考えを示した。

ECBは22日の理事会で、金融政策の先行き指針であるフォワードガイダンスを変更。物価の一時的な上振れを容認し、低金利をさらに長期間継続する姿勢を示した。市場では、ECBが向こう5─6年は利上げを実施しないと確約したと受け止められている。