UBSグローバルウェルス、日本株やエネルギー・金融株に強気

Reuters

発行済 2021年08月06日 20:18

[6日 ロイター] - UBSグローバル・ウェルス・マネジメントは、米国および世界の新型コロナウイルス禍からの経済再開に関連したリフレトレードを選好している。マーク・ハフェル最高投資責任者(CIO)は5日、ロイター・グローバル・マーケッツ・フォーラムで、日本株、金融・エネルギー株など株式に強気だと述べた。

ハフェル氏は「インフレがすべてデフレ的レベルに戻ることはない」と述べた。

新興国市場については、最近の中国の規制強化、新興国でのワクチン接種の遅れから短期的に不透明感があるとし、長期的にはバリュエーションは魅力的と述べた。

UBSグローバル・ウェルス・マネジメントの運用資産は3兆2000億ドル。

ハフェル氏は、株式市場はバブルではないとの認識を示し、米S&P総合500種指数は企業の好業績や米連邦準備理事会(FRB)の継続的な政策支援により、現在の水準から「小幅上昇」すると予想した。「株がバブルだとしたら、債券バブルほど大きくないと思う」と語った。