中国軍、台湾周辺の空・海域で軍事演習 「挑発に対応」

Reuters

発行済 2021年08月17日 13:34

更新済 2021年08月17日 16:27

[北京 17日 ロイター] - 中国軍は声明で、17日に台湾付近の空域および海域で軍事演習を実施したと表明した。演習は外部からの干渉と台湾独立勢力による挑発への対応としている。

中国人民解放軍東部戦区は声明で、戦闘艦艇、対潜哨戒機、戦闘機が台湾付近に派遣され、実際に兵士を動員する共同実弾演習などの訓練を実施したと発表。詳細は明かさなかった。

台湾国防部は「国軍は、台湾海峡地域の状況、海・空域における関連動向を十分に把握し、評価しており、さまざまな対応の準備をしている」と表明した。

人民解放軍は声明で、米国と台湾が最近、「繰り返し挑発で結託し、極めて誤ったシグナルを送ることで、中国の主権を著しく侵害するとともに台湾海峡の平和と安定を深刻に損ねた」と主張。