年末のテーパリング「妥当」も、労働市場に緩み=ミネアポリス連銀総裁

Reuters

発行済 2021年08月18日 06:15

更新済 2021年08月18日 07:45

[17日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は17日、年末時点でのテーパリング(量的緩和の縮小)について、労働市場のさらなる進展次第だが、「妥当」とも捉えられると表明した。

「(テーパリングを)今年末にするのか、来年初めにするのかについては多くの議論がなされているが、妥当な範囲と考えられる」と指摘。また、テーパリングの行為そのものではなく、時期が問題になっていると語った。

一方、利上げについては、まだ「数年先」になるとした。完全雇用に到達し、一時的に高まっているインフレが「時間とともに」目標である平均2%を達成するまで行わないと連邦準備理事会(FRB)が明言していることに言及した。