「完全独立」歓喜のタリバン 市民は「悲劇の始まり」

Sankei Newspaper

発行済 2021年09月01日 14:49

「完全独立」歓喜のタリバン 市民は「悲劇の始まり」

 【シンガポール=森浩】駐留米軍の撤収が完了したアフガニスタンの首都カブールでは31日、イスラム原理主義勢力タリバン戦闘員が「完全な独立を獲得した」と歓声を挙げ、祝砲を放った。だが、国内では恐怖政治の復活や他のテロ組織の跋扈(ばっこ)など数多くの懸念が山積している。20年間駐留し、治安維持の重しだった米軍が姿を消したアフガンはさらなる混乱の入り口に立っている。

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