中国恒大のEV部門株が一時26%下落、資金繰り懸念で

Reuters

発行済 2021年09月27日 11:11

更新済 2021年09月27日 12:18

[香港 27日 ロイター] - 27日の香港株式市場で、中国の不動産開発大手、中国恒大集団傘下で電気自動車(EV)の開発・生産を手掛ける中国恒大新能源汽車集団の株価が一時26%下落した。

早急な資金支援がない限り先行きが不透明だと警告し、人民元建て株式の発行計画を断念したことが嫌気されている。

同社は24日の引け後、迅速な資金注入がなければ資金繰りが破綻すると警告し、中国恒大集団の他事業部門でも流動性危機が悪化していることを浮き彫りにした。

中国恒大新能源汽車集団の株価は27日、一時26%安の1.66香港ドルまで下げた後、2.2%安に値を戻している。

一方、中国恒大の株価は一時5%上昇したものの、先週付けた約10年ぶり安値近辺で推移している。