米企業、価格転嫁に問題なし=セントルイス連銀総裁

Reuters

発行済 2021年10月05日 01:39

[4日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は4日、米企業は顧客への価格転嫁にほとんど問題はないとの見方を示しているとし、インフレ期待の高まりの定着が懸念される中、当面は高インフレが続く可能性があると警告した。

米州国際経済フォーラム主催のイベントで、米企業から値上げが難しい環境下ではないとの声が聞かれていると指摘。「私は米経済の価格に関する考え方の変化と企業がコスト増を容易に顧客に転嫁できると考えている比較的自由な現状を懸念している。このような状況はここ数年間なかった」と述べた。