中国人民銀、LPR改革を深化 預金金利に市場原理導入へ=副総裁

Reuters

発行済 2021年10月08日 12:57

更新済 2021年10月08日 16:00

[北京 8日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の劉国強・副総裁は、銀行の貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)の改革を深化し、預金金利に段階的に市場原理を導入していくと述べた。

8日付の人民銀行系の金融誌「チャイナ・ファイナンス」で見解を示した。

副総裁は、市場原理に基づく金利形成、波及メカニズム、金利コリドーメカニズムを改良する方針を示した。

公開市場操作金利を短期政策金利、中期貸出制度(MLF)金利を中期政策金利とし、金利政策を改善すると表明。金利コリドーメカニズムの改善によって、市場金利が人民銀の政策金利を中心に変動するように誘導していくという。