目標上回るインフレ率、懸念要因─英中銀総裁=地方紙

Reuters

発行済 2021年10月11日 07:26

[9日 ロイター] - 英イングランド銀行(中央銀行)のベイリー総裁は、地方紙ヨークシャー・ポストとのインタビューに応じ、インフレ率が目標の2.0%を上回っているのは懸念要因で、定着を防ぐために管理が必要だとの認識を示した。

総裁は「非常に繊細で難しい課題に取り組むことになる。ある意味で(インフレが)恒久的に定着することを防ぐ必要がある。定着すれば、明らかに大きなダメージとなるためだ」と発言。

「残念ながら、中銀の前回予測では、さらに上昇する。懸念している」と述べた。

金融市場はすでに年内の利上げを約90%の確率で織り込んでいる。