岸田政権は景気回復定着まで財政支援継続を=IMF高官

Reuters

発行済 2021年10月19日 21:33

[19日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)アジア太平洋局のオッドパー・ブレック副局長は、書面によるロイターのインタビューで、岸田文雄首相の新経済対策や、格差是正重視の方針を、新型コロナウイルスのパンデミックによる経済的影響を緩和するのに必要だとして歓迎の意を示した。

ブレック副局長は、岸田首相が年内に景気対策を取りまとめる予定であるのは「適切」とし「回復が定着するまで、医療システム、影響を受けている労働者や企業への財政支援は継続すべきだ」と述べた。

労働市場改革や構造的政策は、富の格差縮小を支援することになると指摘した。