ユーロ圏インフレ率、オーバーシュートのリスクあり=スロベニア中銀総裁

Reuters

発行済 2021年10月19日 23:17

[リュブリャナ 19日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるバスレ・スロベニア中銀総裁は、ユーロ圏のインフレ率は予想をオーバーシュートするリスクがあるため、ECBは物価上昇を注意深く監視する必要があり、来年3月にパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を終了させるべきと述べた。

ロイターとのインタビューで「経済圏の一部や特定地域では労働市場に関するリスクがより重要になり得るという初期の兆候がある」と指摘。「経済圏の一部では、労働力が不足しており、この傾向が続くか、他のセクターに広がれば、インフレにリスクをもたらしかねない。だからこそ二次的効果に十分注意する必要がある」とした。