IMFチーフエコノミストが来年1月退任、ハーバード大に復職へ

Reuters

発行済 2021年10月20日 10:14

[ワシントン 19日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は19日、チーフエコノミストのギタ・ゴピナート氏が予定通り来年1月に退任し、米ハーバード大学に復帰すると発表した。公職就任に伴う同大での休職期間が切れるのに合わせ復職する。

同氏はIMF初の女性チーフエコノミストとして2018年10月に就任。新型コロナウイルスとワクチン目標のほか、気候変動の緩和に関する新しいIMFの分析調査を率いた。

ゲオルギエワ専務理事は声明で、IMFの仕事に「極めて大きい」影響をもたらしたとしてゴピナート氏をたたえた。

ゴピナート氏は、2021年末までに全ての国で人口の少なくとも40%にワクチンを接種することでパンデミック(世界的大流行)収束を目指す500億ドル規模の提案を起草し、評価を受けた。この案はその後、世界銀行、世界貿易機関(WTO)、世界保健機関(WHO)から支持された。