米ボストン連銀、前総裁の投資に関する文書公開せず

Reuters

発行済 2021年10月21日 05:36

更新済 2021年10月21日 05:46

[ワシントン 20日 ロイター] - 米ボストン地区連銀の報道官は、ローゼングレン前総裁が昨年の金融商品への投資について倫理担当者と吟味したかどうかを示す文書を公開しないと述べた。

ローゼングレン氏を巡っては、同氏が4つのREIT(不動産投資信託)を保有し、米不動産市場のリスクに批判的な見方を公の場で示しているにもかかわらず、これらのREITや他の保有資産の売買を何回も行ったとブルームバーグが報道。その後の声明で個人の投資や取引はFRBの倫理規定に準拠しているとし、「残念ながらこういった許容範囲内の個人的な投資決定について疑問が多少出ているため、FRBの倫理指針に従う姿勢を明確にするために資産売却を決めた」と説明した。