米PMI、10月は加速 サービス業堅調 原材料不足は製造業を圧迫

Reuters

発行済 2021年10月23日 00:54

[ワシントン 22日 ロイター] - IHSマークイットが22日公表した10月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は57.3と、前月の55から上昇した。労働力や原材料不足が引き続き製造業への逆風となっているものの、新型コロナウイルス感染状況が落ち着く中、米経済成長が第4・四半期初めに加速した可能性を示唆した。

指数は50が景気拡大・縮小の節目となる。

内訳ではサービス業PMIが58.2と前月の54.9から加速し、全体の上昇を主導した。ロイターのまとめたアナリスト予想の55.1も上回った。サービス業は米経済の3分の2以上を占める。

しかし、サービス業で報告された未完成の作業は統計開始以来のペースで積み上がっており、企業が人材確保で苦闘している様子も浮き彫りとなった。