ユーロ圏の銀行、低金利の長期化ようやく受容=ECB監督委トップ

Reuters

発行済 2021年11月02日 19:45

[フランクフルト 2日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)銀行監督委員会のアンドレア・エンリア委員長は2日、ユーロ圏の銀行は金利が長期にわたって低水準にとどまることをようやく受け入れており、新しい現実に対処するための事業転換を開始したとの認識を示した。

銀行監督に関連した会議で委員長は、新型コロナウイルス流行前には多くの銀行が利ざやが拡大し利益率が回復する金利上昇を依然待っていたと指摘。しかしコロナ流行を受けて「銀行セクターでは金利環境がより長期にわたって困難な状況にとどまるという認識が強まった」と述べた。