Reuters
発行済 2021年11月05日 05:58
[フランクフルト 4日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は4日、ECBは高インフレに関する域内市民の懸念を強く認識しているが、物価上昇圧力が弱まる可能性が高いため、来年に利上げが実施される可能性は極めて低いと述べた。
会議で「高インフレが人々の懸念を高めており、これらの懸念を非常に真剣に受け止めている」と指摘。ただ「不確実性はあるものの、ユーロ圏のインフレ率が来年にかけて目に見えて低下し、中期的にはECBの目標である2%を徐々に下回ると確信できる十分な理由がある。そのため、来年に利上げの条件が満たされる可能性は非常に低い」とした。
10月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年比4.1%上昇と、13年ぶりの高い伸びを記録。ECBの目標の約倍の水準に達しており、ECBの超緩和策に批判的なドイツで一部が苛立ちを隠していない。
シュナーベル氏は、ECBは難しい舵取りを迫られているとし、「多くの政治家がECBは責務を果たしているのか、などと発言する中、ECBの独立性も脅かされている」と述べた。
ECBはインフレ高進は一過性との見方を崩しておらず、いずれは大きく低下すると予想。シュナーベル氏は「時期尚早な金融政策の引き締めは経済成長を阻害し、まだ職に就いていない人々を含め雇用に悪影響を及ぼす」と述べた。
が書いた: Reuters
金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。