中国、台湾独立派の刑事責任追及へ 行政院長らリスト公表

Reuters

発行済 2021年11月05日 17:54

更新済 2021年11月06日 06:19

[北京 5日 ロイター] - 中国で台湾政策を担当する国務院(政府)台湾事務弁公室の報道官は5日、台湾独立支持派の刑事責任を生涯にわたって追及すると表明した。中国が台湾独立派と見なした人物への具体的な処罰を明確に示したのは初めて。

国務院台湾事務弁公室は「頑迷な台湾独立分子」リストの内容を初めて公表。台湾の蘇貞昌行政院長(首相)、游錫コン立法院長(国会議長)、呉ショウ燮(ジョセフ・ウー)外交部長(外相)をリストに載せた。

同弁公室の朱鳳蓮報道官は声明で、リストに掲載された人物には中国本土・香港・マカオへの入国を認めないといった罰を加えると説明。本土の組織や個人との協力も認めず、リスト掲載人物の会社や資金提供組織が本土から利益を得ることも容認しないとした。