スイス中銀、外為市場への介入用意「常に」あり=メクラー理事

Reuters

発行済 2021年11月10日 04:46

[ザンクト・ガレン(スイス) 9日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行)のメクラー理事は、スイスフランの上昇を抑制するために外為市場に介入する「用意が常にある」と述べた。ただ、売り介入を開始する具体的な水準はないとした。

ザンクト・ガレンでのイベントで、介入に向けた障壁は何かと問われ「場合による。重要な問題であり現在も分析を続けている」と応じた上で、「一つ確かなのは、われわれには市場に介入する用意が常にあるということだ」と語った。

また「(介入のめどとなる)水準があるわけではなく、水準は変化する」と述べ、フランの水準がスイス経済にとってどのような意味を持つのかを常に検討しているとした。