カナダ利上げ見通し、来年第2四半期と限らず=中銀副総裁

Reuters

発行済 2021年11月17日 10:00

[オタワ 16日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のシェンブリ副総裁は16日、2022年半ばに経済のスラック(需給の緩み)が解消されるとなお予想しているが、それは必ずしも第2・四半期を意味するものではないと述べ、市場の早期利上げ期待に冷や水を浴びせた。

労働市場の不確実性に関する講演後の質疑応答で、過剰な生産能力が吸収され、2%の物価目標を持続的に達成できる状態になって初めて利上げが実施されると改めて指摘。「生産高ギャップの解消時期には不確実性が高く、必ずしも第2・四半期になると決め付けないよう注意すべきだ。予想は6カ月の範囲で、それがわれわれのできる最善の予想だ」と述べた。