独経済、オミクロンで回復鈍化 リセッションは回避の公算=高官

Reuters

発行済 2021年12月01日 02:54

[ベルリン 30日 ロイター] - ドイツ政府の経済政策アドバイザー、モニカ・シュニッツァー氏は30日、ドイツでの新型コロナウイルス感染第4波や新変異株「オミクロン」により国内経済がリセッション(景気後退)に陥る可能性は低いが、国内総生産がパンデミック(世界的大流行)前の水準に回復するのは予想よりも遅くなるだろうと述べた。

ロイターのドイツ語版ニュースサービス50周年を記念するイベントで、ドイツ経済がパンデミック前の規模に回復するのはおそらく2022年第1・四半期ではなく「第2・四半期に先送りされる可能性が高い」と指摘。ドイツ政府の経済諮問委員会は経済見通しをやや下方修正する必要があるとした。