途上国の債務再編、国内投資家への打撃緩和策が必要=IMF

Reuters

発行済 2021年12月02日 14:33

[ロンドン 1日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は新興国市場で国債再編がより重要な役割を果たすようになるとみられるが、政府は自国の銀行や投資家への影響を緩和する必要があるとの見解を明らかにした。

金融資本市場局のピーター・ブロウアー債券資本市場課長らは1日に公表したブログで、途上国が国内市場で発行した債券の割合が過去20年間で31%から46%へ拡大したと指摘した。

国内法に基づき債務契約の条件を変更することで国内での債務再編はより簡単に行える可能性があるとし、国際資本市場にアクセスできなくなるといった事態も回避できるとの見方を示した。