メキシコ中銀、予想上回る50bp利上げ 政策金利5.50%に

Reuters

発行済 2021年12月17日 05:09

更新済 2021年12月17日 06:09

[メキシコ市 16日 ロイター] - メキシコ中央銀行は16日の金融政策決定会合で、政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き上げ、5.50%とした。市場予想は25bp引き上げだった。

インフレ率上昇抑制に向け、5回連続の利上げに踏み切った。

メキシコの11月のインフレ率上昇は予想以上に加速し、2001年初め以来の高水準となる7.37%を記録した。

メキシコ中銀のインフレ目標は3%で、上下1%ポイントの許容範囲を設定している。

5人の政策委員のうち4人が50bpの利上げ、一人が25bpの利上げを提案した。

中銀は、米連邦準備理事会(FRB)が14─15日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリング(量的緩和の縮小)加速を決定し、利上げの下地を整えたことに言及。他の新興国も金融引き締めに動いているとの認識を示した。