沖縄などにまん延防止適用検討、感染防止で米に対応求める=首相

Reuters

発行済 2022年01月06日 19:44

[東京 6日 ロイター] - 岸田文雄首相は6日、新型コロナウイルスの感染が急速に広がっている沖縄・山口・広島の3県を対象に、まん延防止等重点措置の適用を7日の基本的対処方針分科会に諮る考えを示した。在日米軍での感染拡大を踏まえ、7日にオンライン形式で開催予定の外務・防衛閣僚協議(2プラス2)の機会に、米側にも感染拡大防止で厳格な措置を求める意向も示した。

岸田首相は3県の医療体制はひっ迫していないが、感染がこのまま拡大すれば重症者数が増加する可能性があり、各県知事の要請も踏まえ判断したと説明した。

感染確認数は年明け以降、急増しており、NHKなどによると6日には全国で4000人を超えた。沖縄県の981人をはじめ、東京都で641人、大阪府で505人、広島県で273人、山口県で181人の感染が確認された。

沖縄・山口・広島の3県はこの日、まん延防止等重点措置を適用するよう政府に要請した。