自動車総連、22年春闘「人への投資」訴え 政府賃上げ要求評価=会長

Reuters

発行済 2022年01月13日 16:55

[東京 13日 ロイター] - 自動車関連の労働組合で組織する自動車総連の金子晃浩会長は13日、2022年の春闘に向けた取り組み方針を決める第89回中央委員会開催前の会見で、自動車業界の賃金水準は国際的に「見劣りしている」と指摘、脱炭素対策や車両電動化などで投資負担がかさむ中で労働生産性・士気を向上させるためにも、賃上げを軸にした「人への投資」を労使交渉で強く訴えたいと語った。

金子会長は、岸田政権が今年の春闘で3%の賃上げを求めていることについて「意識を持ってくれていることを評価したい。ただ、実効性があるかどうかは少し疑念がある」と述べた。

業界の課題としては、自動車整備士やドライバー不足の改善を政府に働きかけるとともに、労働時間、給与水準、職場環境など少しずつ改善を図りたいとの考えを示した。

自動車総連は春闘で、大企業と中小企業の格差是正につながるよう賃金引き上げで絶対額を重視し、総労働時間短縮など働き方改善や、企業内最低賃金について平均16万8000円以上の引き上げを要求するなどの方針案を掲げた。21年は16万4000円以上の要求に対して16万2700円で決着、前年から700円の引き上げだった。

アプリを入手する
Investing.comで、世界の金融市場の最新動向をチェックしましょう!
今すぐダウンロード

金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。 上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある場合は英語版が優先されます。

ログアウト
本当にログアウトしますか?
いいえあり
キャンセルあり
変更を保存