米新規失業保険申請23万件、予想外の増加 オミクロン拡大で

Reuters

発行済 2022年01月13日 23:06

更新済 2022年01月14日 01:36

[ワシントン 13日 ロイター] - 米労働省が13日に発表した1月8日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比2万3000件増の23万件となった。新型コロナウイルスのオミクロン変異株が流行する中、市場の減少予想(20万件)に反し増加したものの、労働市場がタイトな状況であることを示す水準にとどまっている。

ブリーン・キャピタル(ニューヨーク)のシニアエコノミックアドバイザー、コンラッド・デカドロス氏は「失業保険申請件数は依然として控えめな数字であり、オミクロン株への感染が広がったにもかかわらず、雇用創出が1月まで堅調なペースで続いたという見方に変わりはない」との見方を示した。

感染拡大により、航空会社から学校まで、労働者の病欠により経済活動に支障が生じている。調整前の申請件数は10万3693件増加し41万9446件となった。