米FRB、3月にもゼロ金利解除 年内3回利上げ=フィラデルフィア連銀総裁

Reuters

発行済 2022年01月13日 23:41

更新済 2022年01月13日 23:54

[13日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は13日、連邦準備理事会(FRB)は3月にもゼロ金利政策を解除し、インフレ抑制に向け年内は少なくとも3回の利上げを実施する可能性があるとの見方を示した。

ハーカー総裁はフィラデルフィア・ビジネス・ジャーナル主催のオンラインイベントで「データに何も変化がなければ、3月に25ベーシスポイント(bp)の利上げが実施されると予想している」とし、今年は25bpの利上げが3回実施されると見込んでいるが、インフレが制御できなければ4回目の利上げも排除しないと述べた。

8兆ドル規模に膨れ上がったFRBのバランスシートについては、2022年終盤か23年序盤に縮小に着手すると予想。最終的な構成内容については討議が続けられているとしながらも、次回に危機に見舞われた際に柔軟に対応できるよう、保有国債の償還期限が短くなる方向に傾く可能性があるとの見方を示した。