年内3回利上げは「妥当な初期予想」=シカゴ連銀総裁

Reuters

発行済 2022年01月14日 05:50

[ワシントン 13日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンス総裁は13日、2022年の利上げ回数が3回というのは「初期予想」として妥当との認識を示した上で、インフレが十分改善しない場合は4回になる可能性もあるとの見解を示した。

現状の金融政策では高インフレに対応する「十分な準備ができていない」とし、今年中に金利を上げる必要があると指摘。3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げについて真剣に検討する可能性が高いという。その上で、「金融政策を中立に近い状態に調整する必要がある」としたが、いかに早く中立金利に戻すかはまだ思案中だとした。