Reuters
発行済 2022年01月20日 02:04
[ロンドン 19日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は19日、エネルギー価格の上昇などに言及し、インフレ圧力が予想よりも長期的に継続する可能性について懸念していると述べた。
英国立統計局(ONS)がこの日に発表した2021年12月の消費者物価指数(CPI)は前年比5.4%上昇と、約30年ぶりの大幅上昇となった。
ベイリー総裁は議会で、中銀は家計に対する圧力を軽減するためにあらゆる手段を尽くすと表明。ただ、物価圧力が当初の予想のように一過性のものではなくなる可能性を示す複数の要素があるとし、金融市場ではエネルギー価格の低下には時間がかかるとの見方が台頭しており、物価圧力が根強いものになるリスクがあると指摘。ロシアとウクライナの間の緊張の高まりも「大きな懸念要因」と語った。
労働市場については、極めて引き締まっているようにみえると指摘。中銀の地方支部によると、賃金にインフレ高進の影響が及び始めている証拠が出始めていると述べた。
英中銀の次回金融政策委員会は2月3日。先物市場では90%以上の確率で政策金利が0.5%に引き上げられるとの見方が出ている。
が書いた: Reuters
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