米大型歳出法案、分割して可決できる=バイデン大統領

Reuters

発行済 2022年01月20日 10:08

[ワシントン 19日 ロイター] - バイデン米大統領は19日、看板政策に掲げる1兆7000億ドル規模の気候変動・社会保障関連歳出法案「ビルド・バック・ベター(よりよき再建)」について、分割した上で大部分を速やかに通過させ、残りは年内に対処する必要があるとの見解を示した。

同法案を巡っては可決の鍵を握る民主党穏健派のジョー・マンチン上院議員が昨年12月、財政赤字やインフレへの懸念から不支持を表明し、協議が頓挫している。

バイデン氏はマンチン氏の支持を得るため、法案の規模縮小を検討せざるを得ないとの考えを示している。

記者会見で「法案を分割し、今できる限りのものを手に入れ、その後で残りについて対応することが可能だと思う」と述べた。

最初の法案を通過させるには、コミュニティーカレッジ無償化や子ども向け税額控除に関する条項を削除することになるだろうとの見解を示した。