FRBの緩和アクセル、「少し」緩めるべき=ミネアポリス連銀総裁

Reuters

発行済 2022年01月29日 00:59

更新済 2022年01月29日 01:45

[28日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は28日、インフレが想定より高水準かつ長期にわたって推移しているたため、米連邦準備理事会(FRB)は金融緩和政策のアクセルから「少し」足を離し、需給の不均衡に対応する必要があると述べた。

NPRニュースに対し「バランスを取る方法として、われわれは金利を引き上げることによって金融政策を強化する傾向にある。このような対応は経済にブレーキをかけることにはならないが、アクセルから少しだけ足を離すことになる」とした。

また「現在の価格が高水準である理由の多くは新型コロナウイルス感染症に関連した一時的な要因」と指摘。「サプライチェーン(供給網)が回復すれば、こうした価格上昇圧力も自然に和らぐと期待している。そして、これはFRBの対応を少なくしなければならないことを意味する」と語った。