米FRB、積極的な量的引き締めで緩やかな利上げが可能=カンザスシティー連銀総裁

Reuters

発行済 2022年02月01日 04:42

[ニューヨーク 31日 ロイター] - 米カンザスシティー地区連銀のジョージ総裁は31日、連邦準備理事会(FRB)は過去と比べ早い時点で量的引き締め(QT)に着手でき、積極的な資産縮小により、利上げペースは緩やかなもので済む可能性があるとの見方を示した。

FRBは25─26日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、3月に利上げする可能性を示すとともに、資産買い入れを予定通り同月に終了すると確認した。ジョージ総裁はこの利上げと資産買い入れ終了とはつながっていると指摘した。

インディアナのエコノミッククラブが開催したイベントで「バランスシートにどのように対応するかで金利の道筋は影響を受け、その逆もあり得る」とし、「例えば、バランスシートに積極的に対応すれば、金利の道筋はより緩やかなもので済む可能性がある」と述べた。