トルコCPI、1月は前年比+48.7% 20年ぶり上昇率

Reuters

発行済 2022年02月03日 16:44

更新済 2022年02月03日 18:10

[イスタンブール 3日 ロイター] - トルコ統計局が3日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は前年比48.69%上昇で、2002年以来約20年ぶりの大幅な上昇となった。一連の利下げと昨年末のリラ急落が影響し、予想以上の伸びとなった。

前月比では11.1%上昇。ロイターがまとめたエコノミストの予想は前年比46.7%上昇、前月比9.8%上昇だった。

生産者物価指数(PPI)は前月比10.45%上昇、前年比93.53%上昇だった。過去数カ月の為替相場の混乱を反映した。

リラは昨年44%下落した。通貨急落などを理由にトルコは今年、ガスや電気料金、道路通行料、バス料金などの管理価格を引き上げた。

1月は輸送費が前年比68.9%、食品・飲料は55.6%上昇した。

指標発表後リラは対ドルで下落し、前日終値比約0.4%安の1ドル=13.5420リラとなった。