段階的な利上げやテーパリングでインフレ抑制できず=世銀総裁

Reuters

発行済 2022年02月16日 05:30

[ワシントン 15日 ロイター] - 世界銀行のマルパス総裁は15日、中銀の段階的な利上げやテーパリング(量的緩和の縮小)では世界の貧困層を最も苦しめているインフレを抑制できない可能性が高いと述べた。

世界開発報告(WDR)の発表に関するオンラインイベントで「段階的に利上げしても実質金利は依然として低水準、もしくはマイナス圏で推移するだろう」と指摘。中銀は迅速な利上げのみを主張するのではなく、債務管理に向けたより多くのツールを活用すべきとした。