豪賃金、第4四半期は前期比+0.7% 13年終盤以来の大幅な伸び

Reuters

発行済 2022年02月23日 15:53

[シドニー 23日 ロイター] - オーストラリア連邦統計局(ABS)が23日発表した第4・四半期の賃金価格指数は前期比0.7%上昇した。市場予想と一致し2013年終盤以来の大幅な伸びとなった。

労働市場が急速に引き締まり、労働者の獲得競争が激化した。

ただ前年同期比では2.3%の上昇と予想の2.4%に届かず、外国為替市場で豪ドルが下落した。

民間部門は前年比2.4%、公的部門が2.1%、それぞれ上昇した。

賃金の伸びは2019年半ばの水準に戻ったが、オーストラリア準備銀行(中央銀行)がインフレ率を目標水準に維持するために必要と主張する3%超には達していない。