ウクライナ戦争、物価見通しに重大な影響 ECBは必要な行動とる=アイルランド中銀総裁

Reuters

発行済 2022年03月30日 23:05

[ダブリン 30日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのマクルーフ・アイルランド中銀総裁は30日、ロシア・ウクライナ戦争が経済やインフレの見通しに重大な影響を及ぼしており、これまで明瞭になりかけていた先行きに新たな不確実性が加わっているという認識を示した。

議会委員会で、ウクライナ戦争がもたらす経済的影響について「確定的な見解を示すのは時期尚早」としながらも、「戦争はユーロ圏の経済活動とインフレに重大な影響を与える恐れがある」と指摘。「ECBは物価の安定を追求するという使命を果たすために、必要なあらゆる行動をとる」と表明した。