ECBの資産購入プログラム、7月に終了すべき─副総裁=通信社

Reuters

発行済 2022年04月21日 16:32

更新済 2022年04月21日 20:19

[フランクフルト 21日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、資産購入プログラム(APP)を7月に終了すべきとの認識を示した。7月、9月、もしくはそれ以降の利上げが可能だとも発言した。

21日公表されたブルームバーグとのインタビューで述べた。

「私見では(APPを)7月に終了すべきだ。最初の利上げについては、われわれの予測、異なるシナリオを参照して決める必要がある」とし「現時点では7月(の利上げ)が可能だ。9月、それ以降(の利上げ)も可能だ」と述べた。

ラガルド総裁は21日、国際通貨金融委員会(IMFC)で、今後の対応は、新たに入手するデータやECBの見通しの評価次第になるとし「現在の不確実性が高い状況下、金融政策の執行で選択性、漸進性、柔軟性を維持していく」と述べた。

ベルギー中銀のウンシュ総裁はブルームバーグのインタビューで、現在マイナス0.5%の政策金利を年内にゼロ%か若干のプラスに引き上げるのは「頭を悩ませることでない」と述べた。

ECBは6月と9月にマクロ経済見通しを更新する。