米50bp利上げ、5月FOMCで「検討」=FRB議長

Reuters

発行済 2022年04月22日 02:46

更新済 2022年04月22日 05:45

[ワシントン 21日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は21日、5月3─4日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイント(bp)の利上げが「検討される」と述べた。

世界経済に関する国際通貨基金(IMF)の会合で、インフレ率がFRB目標である2%の約3倍に達していることから、「もう少し迅速に動くことが適切だ」とし、「50bp(の利上げ)は5月会合で検討されるだろう」と語った。

また、50bpの利上げを予想している投資家はFRBのインフレ対応に「全般的に適切に対応している」と感じているとし、「FRBは政策ツールを利用し、インフレに対応していくことにコミットしている」と表明。FRBは金融政策の引き締めによってモノやサービスの需要が抑制され、企業の採用意欲が低下し、結果として「持続不可能なほど過熱した」賃金の上昇が抑制されることを期待しているとした。