再送-人的活動が災害増加を誘発、頻度さらに高まる見通し=国連報告

Reuters

発行済 2022年04月26日 10:17

更新済 2022年04月26日 16:36

(副事務総長の呼称と肩書を修正して再送しました)

[ロンドン 25日 ロイター] - 国連防災機関(UNDRR)は、人間の活動が災害増加を招いており、過去20年間に年350─500件の中・大規模災害が発生しているという調査報告を発表した。災害の頻度は今後さらに増す見通しという。

それによると、災害の多くは火災や洪水など自然に関連しているが、パンデミック(感染の世界的大流行)や化学関連事故などもある。発生は2030年までに年間560件、1日当たりでは1.5件に達する可能性があり、数百万人の生命が脅かされるとみられている。

気候変動でより極端な気象現象が生じているとし、人類が下している決断は余りに視野が狭く、災害リスクの可能性に対して楽観的すぎて無防備になっていると指摘した。